同一マンションの査定評価
同一のマンションでも査定価格が多々あります。この理由としては、どのような評価項目が査定価格に影響しているのでしょうか。
築年の長いマンションなどでは同じマンションの売買事例がある場合が多いでしょうから、その際には、過去の売買事例に基づき査定されます。
加えて、室内の状況や、日当たり、眺望、階数などによって査定価格は異なります。
例えば、高層マンションならば、階数が高くなればなるほど基本的には査定価格も高くなります。逆に、エレベーターの無い中層マンションだと、2階や3階が人気になるため、高い階よりも高く査定される場合があります。
また、建物のの条件から分かる点としては、マンションの向きも査定ポイントになります。中古マンション価格査定マニュアルでは南向きマンションに比較すると、西向き、東向きはマイナス5%、北向きはマイナス10%、南向きの角部屋はプラス5%の評価になっています。
つまり、賃貸住宅を借りる際の家賃と同じように、日照時間が長く、風通し、眺望も良い南方向最上階の角部屋は、人気も高いため、査定評価も高くなります。
ただし、査定はあくまで買い手があっての話ですから、マンションの需要の状況や時期などによって、査定価格も変わってきます。